2026.9.15
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【雑学】赤ちゃんの泣き声は、生まれた国によって違う?新生児の泣き声メロディー研究


赤ちゃんの泣き声って、どこの国でも同じように聞こえませんか?でも実は、生まれた国によって、赤ちゃんの泣き方にはすでに違いがあるという、驚きの研究があります。
泣くことしかできない小さな赤ちゃんですが、その泣き声のメロディーには、ママやパパが話すことばのリズムが、すでにしっかりと刻まれているというのです。
今日は、そんな赤ちゃんの最初の「ことば」ともいえる泣き声について、実際の研究をもとにわかりやすくご紹介します。
【事実】泣き声も生まれた国によって違う
赤ちゃんの泣き声は、どこの国でも同じように聞こえるかもしれません。しかし、生まれてわずか数日の赤ちゃんの泣き声には、すでに母国語特有のイントネーションが表れているという研究結果があります。
まだひとことも話せない赤ちゃんが、泣き方の中にすでに"その子の母国語"を持っていたのです。
【調査】フランスとドイツの新生児を比較
研究チームは、次のような実験を行いました。
フランス人家庭の新生児30人を集める
ドイツ人家庭の新生児30人を集める
生後3〜5日の泣き声を録音する
音の高低(イントネーション)を機器で分析する
結果、フランス人の赤ちゃんの泣き声はフランス語らしい「尻上がり」、ドイツ人の赤ちゃんの泣き声はドイツ語らしい「尻下がり」に、それぞれ近いことがわかりました。生まれてまだ数日なのに、はっきりとした違いが見られたのです。
【理由】お腹の中で覚えたメロディー
なぜ、生まれてすぐの赤ちゃんに、こんな違いが出るのでしょうか。
これは、お腹の中にいるときから、ママの話すことばのメロディーやリズムを聞いて練習していた結果だと考えられています。
たとえるなら、赤ちゃんはお腹の中で、ママの声という"音楽"をずっと聴き続けていたようなもの。生まれる前から、知らず知らずのうちに、そのリズムを口ずさむ準備をしていたのです。
【発見】ことばも"選んで"聞いている
実はこの力、泣き声だけにとどまりません。
生後2日の赤ちゃんに英語とスペイン語を聞かせて比べた実験では、赤ちゃんは自分が育った環境の言語(母国語)の方を、より熱心に聞こうとすることがわかりました。
泣いて母国語のリズムを"話す"だけでなく、耳でもきちんと母国語を"選んで"聞き分けている。赤ちゃんの耳と口は、お腹の中にいたころから、すでに一つのことばに向けて準備を始めているのです。
【実践】妊娠中にできること
研究からわかることは、とてもシンプルです。
お腹の赤ちゃんに、たくさん話しかける
絵本の読み聞かせや、歌を歌ってあげる
パパの声も、赤ちゃんへの大切な語りかけになる
特別なことをする必要はありません。いつもの語りかけが、赤ちゃんの中にことばの土台を育てているのです。
【まとめ】
赤ちゃんが言葉を話し始めるのはずっと先のことですが、その土台となる音のリズム感は、お腹の中にいる時期からすでに育まれています。赤ちゃんの最初の「ことば」ともいえる泣き声には、ママやパパの声がすでに刻まれているのです。
次にわが子の泣き声を聞くときは、その小さな体がお腹の中からずっと、あなたの声を聴き続けていたことを思い出してみてください。
参考文献
Mampe, B., Friederici, A. D., Christophe, A., & Wermke, K. (2009). Newborns' cry melody is shaped by their native language. Current Biology, 19(23), 1994-1997.
Moon, C., Cooper, R. P., & Fifer, W. P. (1993). Two-day-olds prefer their native language. Infant Behavior and Development, 16, 495-500.
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